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京都ニホンミツバチ週末養蜂の会と共同で、「第一回ニホンミツバチ飼育実態調査」を行いました。

2015年11月13日~2016年1月16日に247人の方から回答をいただきました。

その結果をまとめましたので、ここでご報告します。

問題意識・研究ニーズアンケート結果

回答者について

北は岩手、秋田から、南は鹿児島まで、広い範囲の方から回答いただきました。

中部近畿地方での回答数が多いですが、ほぼ全国をカバーしており、日本全体の傾向が見られると考えて良いのではないでしょうか。

 

回答者の飼育群数で最も多かったのが、1~3群をお持ちの方が63%になりました。

0.8%と少ないながらも50群以上を飼育されている方がいらっしゃいました。すごいですね。 50群以上飼育されている方は、やはり飼育年数が8年以上のベテランの方で、20群以上飼育されている方も4年以上の飼育経験をお持ちでした。

このアンケート調査が11月に行われたこともあり、飼育群数0の方もけっこういらっしゃいます。春に確保した群が逃去・消滅してしまった例も多いのではないでしょうか。

 

飼育年数では、1~3年の方からの回答が最も多く、56%と半数を超えました。

飼育年数が7年以上の方からの回答が少ないのですが、これが飼育者の数を単純に反映しているのか、あるいは飼育年数の長い方からの回答率が低いのかもしれません。

回答者の年代としては、60代が中心で、それに50代、70代が続いています。

247人の回答者のうち、20代は1名だけ、30代も8名と少なく、今後このあたりの若手が増えてくることに期待しますが、やはり仕事や子育てをしながらミツバチを飼うのは大変なのかもしれませんね。

80代の方2名からも回答をいただいています。年齢を重ねても、蜂を飼い、パソコンを使いこなすパワーに頭が下がります。

 

今回のアンケートはウエブ上で行った調査であり、インターネットを使う人が対象となっています。

では、ミツバチ愛好家のうち、どれぐらいの人がインターネットを利用しているのでしょうか。

その数を正確に出すことは難しいですが、参考として調査にご協力いただいた方のうち、メールアドレスをお知らせして頂いている方の割合を示してみました。

メールアドレスをお知らせいただいている方を、日常的にインターネットを利用されている方、と考えると、インターネット利用率は約50%となります。

インターネットを利用される方と利用されない方で、情報量や問題意識がどれぐらい異なるか気になるところです。

インターネット以外の方法でも、情報発信、情報収集していく必要があると考えています。

 

今一番心配なこと

「今一番心配なことは何ですか?」という問いに自由に答えてもらい、 その回答の中でよく出てくるキーワードについて、出てくる回数をカウントしました。

 

アカリンダニが不名誉な1位です。

アカリンダニ対策をしっかり確立して、ランキングが一刻も早く下がることを望みます。

 

気になっている蜂児出しはランキング7位ですが、愛知以西の西日本でのみの回答があり、蜂児出しの発生地域を反映しているようでした。 

研究してほしいこと

「研究者に取り組んでもらいたい問題は何ですか。」という問いに対する回答の中で、多かったキーワードランキングです。

 

1位のアカリンダニの問題に関しては、早急になんとかしなければ、とあらためて痛感させられる数字です。

 

2位のスムシ、6位のスズメバチに関しては、確かに群の維持という観点からは最も大きな脅威ですが、元々ニホンミツバチをとりまく生態系の一員であり、いかにこれらにうまく対処するかというのもニホンミツバチを飼う醍醐味ではないかと思います。

3位の農薬については、基礎研究が追いついていないというのが現状だと思いますが、いかに科学的に考え今できる最善を尽くせるか、誰もが一消費者として、これからの農業のあり方を含めて考えていかなければならないとてもむずかしい問題です。 まだまだ勉強不足のところもありますが、いずれこのサイトでも扱っていきたいと考えています。

 

4位の蜂児出しは、唯一「心配なこと」でカウントされた数よりも、「研究者に望むこと」でのカウント数が多くなっていて、順位もアップしています。 まだ身近な被害は出ていないけれど、原因もはっきりしないところもあるので、漠然とした不安をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

基礎的な調査を始めましたので、こちらを御覧ください。

 

5位の逃去・消滅も、スムシやスズメバチと同様にニホンミツバチの特性であり、これをクリアできるかどうかで、一喜一憂するのもまた蜂飼いのおもしろさのように思います。

 

 

7位のツマアカスズメバチはまだ九州地方でのみ上陸が確認されていますが、いつ関東地方などに上陸してもおかしくない状況のようです。 環境省のウェブサイトや、九州大学の上野高敏さんのウェブサイトに詳しい情報がアップされています。

 

8位のミツバチの減少は、9位の蜜源・環境破壊と切り離せない問題です。

蜜源の減少問題に関しては、玉川大学の中村純先生が積極的に取り組まれていますね。

NPOみつばち百科のこんな取り組みもあります。

我々もニホンミツバチを含めた訪花性昆虫の生態系サービスをちゃんと評価しようということで、研究をスタートしています。

 

10位の越冬に関しては、「心配なこと」で4位だったのですが、こちらではカウント数が0。 アンケートが秋に行われたので、目の前の冬のことが心配だったけど、研究するほどの問題じゃないということでしょうか。 。

 

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