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7. 参考文献

日本のアカリンダニに関する文献(発行年順)

 

 

1963

「Mites of the Honeybee in South-East Asia

 Mercedes D. Delfinado /Journal of Apicultural Research (1963) 2(2):113-114

 日本でアカリンダニが発生したと書かれた論文。記述は一文のみで詳細や根拠は不明。

(Acarapis woodi (Rennie), the internal mite of the honeybee (Apis mellifera), is now known to occur in India and Japan, and may possibly occur in other parts of Asia.)

 

 

1968

On Two Mites of Economic Importance in Japan : Arachnida : Acarina

 Shozo Ehara /Applied Entomology and Zoology (1968) 3(3):124-129

 上記のDelfinado(1963)の日本におけるアカリンダニ記録の経緯について、Dr. A.S, Michaelとのやりとりをもとに詳細を記載。日本からの船便におけるミツバチからアカリンダニが発見されたらしい。上記記録を除けば、日本国内ではアカリンダニは未発見であると記述。

(Recently, the honeybee tracheal mite Acarapis woodi(RENNIE) was recorded from Japan by DELFINADO(1963). With respect to the source of the DELFINADO's record, Dr. A.S. Michael (Beltsville, Maryland) stated in personal communication (Jan., 1967): "Acarapis woodi was identified as the mite found on a shipment of bees from Japan a few years ago. The identification was made by our mite specialist at the National Museum. We have no further reports of any Acarapis found on honeybees in Japan other than this single identification." Apart from the DELFINADO's record, A. woodi has never been found within Japan.)

 

 

1988

「アカリンダニ(Acarapis woodi Rennie)の寄生生態」

中村千里 /ミツバチ科学 (1988) 9(1):7-12

アカリンダニについて日本語で書かれた初めての論文。生態から分布、防除までわかりやすくコンパクトにまとめてある。上記Delfinado(1963)とEhara(1968)を引用し、”Delfinado(1963)の文献は信頼性に欠ける”とし、さらに1988年まで上記Delfinado(1963)以外のアカリンダニ報告事例がないとしている。

 

 

 2010

「ミツバチ不足に関する調査研究報告書」

農研機構 /ミツバチ科学 (2010)
各種疾病に関する湿潤調査が行われ、1検体からアカリンダニが検出され、解剖学的にも確認された。

 

 

2011 

「Infestation of Japanese native honey bees by tracheal mite and virus from non-native European honey bees in Japan.」

Yuriko Kojima, Taku Toki, Tomoni Morimoto, Mikio Yoshiyama, Kiiyoshi Kimura, Tatsuhiko Kadowaki /Microbial Ecology (2011) 62:895-906

ニホンミツバチとセイヨウミツバチにおける各種ウイルスとノゼマ病、アカリンダニについてDNA検査を行った論文。日本におけるアカリンダニ初記載。全滅したニホンミツバチコロニーからアカリンダニが発見された。このコロニーからは、他のウイルスやノゼマは検出されなかったことから、アカリンダニによるコロニー消滅だと考えられた。セイヨウミツバチ49コロニーの内、3サンプルでアカリンダニDNA検査が陽性となっている。

 

「PCR-based detection of a tracheal mite of the honey bee Acarapis woodi.」

Yuriko Kojima, Mikio Yoshiyama, Kiiyoshi Kimura, Tatsuhiko Kadowaki /Journal of Invertebrate Pathology (2011) 108(2):135-137

PCRによるアカリンダニ検出技術の改善。アカリンダニでのみ増えるプライマーセットを提案。

 

 

2012 

ミツバチにおけるバロア病やノゼマ病などの疾病に対する防疫対策の強化の必要性について

大西 義博 /獣医疫学雑誌 (2012) 16:13-14

岡山県で採取した死亡ミツバチからアカリンダニは検出されなかった、という報告。

 

 

2015

日本におけるミツバチのアカリンダニ寄生の現状

前田 太郎/日本ダニ学会誌 (2015)  24 (1): 9-17

日本におけるアカリンダニ調査(2013-2014年4月)の結果と、解剖方法について詳しく解説した論文。

  

ミツバチに寄生するアカリンダニ-分類,生態から対策まで-

前田 太郎, 坂本 佳子, 岡部 貴美子, 滝 久智, 芳山 三喜雄, 五箇 公一, 木村 澄/日本応用動物昆虫学会誌 (2015) 59(3): 109-126

セイヨウミツバチにおける研究をもとにアカリンダニについて総合的に解説するとともに、日本における現状についてまとめた総説。

 **正誤表**

111ページ/右側 下から3-4行目 
 誤:ダニはすでに寄生された気管よりも未寄生の気管を好む(Gary and Page, 1987) 
 正:ダニはすでに寄生された気管と未寄生の気管をより好みせず、ランダムに侵入する(Gary and Page, 1987) 

 

112ページ/左側 11行目、14行目

  誤:Pettis et al., 1992

  正:Pettis  and  Wilson, 1996

 

116ページ/左側 9-12行目 

 誤:Kojima et al.(2011a, b)によると,日本国内で,セイヨウミツバチからアカリンダニDNAが検出されているが,アカリンダニそのものは確認されていない. 

 正:Kojima et al.(2011b)と農研機構(2010)で,日本国内のセイヨウミツバチ数群からアカリンダニDNAが検出され,アカリンダニそのものも確認されているが,それ以降アカリンダニが確認された例はない.
 

118ページ/右側 15-16行目 

 誤:アカリンダニに対する効果はないようである(Pettis et al., 1988; Scott-Dupree and Otis, ・・・ 

 正:アカリンダニを減少させる効果はないようである(Scott-Dupree and Otis, ・・・ 

 

118ページ/右側 17行目 

 追加:しかし、ミツバチ個体間を移動するアカリンダニを殺す効果は確認されている(Pettis et al., 1988)。

 

 

2016

Effects of tracheal mite infestation on Japanese honey bee, Apis cerana japonica.

Taro MAEDA / Journal of Acarological Society Japan(2016). 25(S1): 105-113.

アカリンダニに寄生されたニホンミツバチの典型的な症状、季節的消長、気管内ダニ数、寄生率とKウイングの関係について示した。

 

Tracheal mites, Acarapis woodi, greatly increase overwinter mortality in colonies of the Japanese honeybee, Apis cerana japonica.

Taro MAEDA and Yoshiko SAKAMOTO / APIDOLOGIE(2016) online first

アカリンダニに寄生されたニホンミツバチの越冬成功率が低下することを示した。

Field application of menthol for Japanese honey bees, Apis cerana japonica (Hymenoptera: Apidae), to control tracheal mites, Acarapis woodi (Acari: Tarsonemidae).

Taro MAEDA and Yoshiko SAKAMOTO / Experimental and Applied Acarology(2016) online first

メントール処方によって、ニホンミツバチにおけるアカリンダニ寄生率を低下させ、越冬時の死亡率を低下させることができることを示した。

Differential susceptibility to the tracheal mite Acarapis woodi between Apis cerana and Apis mellifera.

Yoshiko SAKAMOTO, Taro MAEDA, Mikio YOSHIYAMA and Jeffery S. PETTIS/ APIDOLOGIE(2016) online first

セイヨウよりもニホンミツバチはアカリンダニに寄生されやすく、この違いにグルーミング行動の違いが関係している可能性を示した。(国立環境研究所HP解説ページ

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